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長津ベトナム(NVC)のまめです。
昨年の12月30日、31日とベトナム人の結婚式に参加したので
ちょっぴりこちらの結婚式の紹介をします。
まず、「年の瀬に結婚式とは!」と思われる方もいらっしゃるんじゃないでしょうか。
通常は、日本と同じくグレゴリオ暦(太陽暦)で生活しますが、
正月や結婚式などのイベントでは、グレゴリオ暦の前の暦を参考にします。
通称、旧暦、もしくは太陰暦、ベトナムに至ってはベトナム暦と呼ぶそうです。
旧暦では、30日31日はとても良い日だそうで、各地で結婚式が行われていました。
さて、結婚式の流れについて説明します。地方によって若干異なると思いますが、
ニンビンで行われた結婚式をご紹介します。
写真のように、結婚式の際は歩道や車道を占拠してテントを張る光景をよく見かけます。
そして、夜な夜な賑やかな音楽で式を盛り上げます。
警察もご近所も、この日ばかりは大目に見てくれるんですね。
まず1日目。Lễ ăn hỏi という儀が行われます。婚約の儀、でしょうか。
奇数の独身の男女(7名ずつが一般的なようです)による交換の儀が行われます。
新郎側が、新婦側の家に赴き、7名の男性から女性へ果物・お菓子・酒・タバコなどを渡します。
代わりに女性から男性にお金を渡していました。
このお土産の内容にはそれぞれ意味があるようなので、気になったら調べて下さい。
さて、室内へ移動すると、両家ご両親同士によるお土産の譲渡式です。
婚約の儀は、両家家族同士の儀式のようで、
主役であるはずの新郎・新婦は見てるだけでした。
その後、両家の両親・親族の挨拶があり、
ご飯とベトナム焼酎でワイワイと盛り上がりました。
新郎側はご飯を食べた後、また新郎の実家に戻っていきました。
その後、両家の家ではそれぞれ夜な夜な宴があり、
新郎・新婦とその家族が来賓をお持て成しするんだそうです。
2日目。Đám cưới 、結婚式です。
衣装も、初日の民族衣装からウエディングドレスに変わりました。
新郎のエスコートのもと、全員が新婦の家から新郎の家に移動です。
到着後は、まずは親戚なのか、村の長老によるご挨拶から。
その後はケーキカット
シャンパンタワー
乾杯。ん、この飲み方は?
その後、指輪交換と永遠の誓いの口づけありましたが
写真家に阻まれ写真撮れませんでした。
一通り終わると、新郎新婦が各テーブルをお酌して回りながら
各々会食へとなだれ込みます。
今回は紫色の地酒でした。
幾度となく繰り広げられる乾杯音頭はさすがに厳しかった。。
食べて飲んで、いよいよ別れの時。
新婦の両親・兄弟とは涙の別れです。
家族の強い絆を感じた瞬間でした。
私は涙ぐむ新婦に、「お幸せに。また家に遊びに来いよな」
と、酔いながら言ったと思います。
ちなみに、新婦は私の義理の妹です。
最近まで居候してて、まだ荷物も残ってます。
すぐに再会の時は来るでしょう。だから涙は見せない。
とにかく、お幸せに。